(新譜紹介からの続き)
インプロヴィゼーションの語法と向き合う全てのプレイヤーに、音楽を愛する全ての人々に。待望のLIVE開催が決定。
前回書いたように、2022年10月1日に発売された新アルバム『Technodrome Variant [New Mix in 2021]』では、1993年版当時の濱瀬氏による4弦フレットレスベースの演奏を、くっきりとした音像で聴くことができるようになった。そして、今回のLIVEでは、2000年のクラーラダンスリサイタルや、2008年からの濱瀬元彦 The ELF Ensemble、Secret Prhythm Wakayama 2020などのLIVEに足を運んだ人にはお馴染みの、6弦フレットレスベースが用いられる。濱瀬氏自身による永年の研究成果としてのチャーリー・パーカーの技法を応用しながら、ビバップにもパーカーにも、モダンジャズにも聴こえない、濱瀬氏自身の奏法としても最も進化した、先進のインプロヴィゼーションをたっぷり聴くことができる。インプロヴィゼーションの語法と向き合う全てのプレイヤーにとって見逃せない貴重な機会であることは間違いない。もちろん、プレイヤーに限らず、音楽を愛する全ての人々に、濱瀬氏本人が企図した新たなLIVE形式によって描かれる、その純文学的な音楽の世界と一期一会の夜を、存分に楽しんでいただきたい。
~LIVEフライヤーより抜粋~ 2022年10月1日にリリースされた新アルバムCD『Technodrome Variant [New Mix in 2021]/MOTOHIKO HAMASE』発売記念のワンマンLIVE。今回は、デジタルと生演奏の融合により、濱瀬元彦の音楽と6弦ベースのインプロヴィゼーションをフィーチャーした、新たな形式のステージである。濱瀬元彦名義でのソロLIVEは、1987年のSpiral Garden以来、36年ぶりとなる。演奏曲は、新アルバム『Technodrome variant』のほか、『INTAGLIO』『REMINISCENCE』からも選曲される。 LIVEのオープニングとインターバルでは、afrontier(アフロンティア)からレジデントDJのTOJOが参加。この日限りの特別なセットを披露する。 〈Members〉 濱瀬元彦 (b) 清水 玲(manipulation,b) 岡部洋一(per) TOJO[afrontier](support DJ) 〈Show Time〉 Open 18:00 Start 19:00(途中休憩あり・21:30終演予定) 〈Live System〉 入替なし 予約¥6,600 当日¥7,700 〈ご予約はこちらから〉 https://www.jzbrat.com/liveinfo/2023/02/